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2005年9月22日 (木)

生え際。

午前中の回診は毎日あります。
前回にもちょっと触れましたが、教授先生ではなく、
若い先生が回診にくるのです。

今回は、ある日の回診の話です。

わたしの担当医師は、年長の「職人先生」と、「同年代の若手先生」
と、どう見ても年下で「パシリ的な若手先生」との3人が担当でした。

どの先生もいい先生でした。
でも、強いて言うなら、その中でも馬が合わなかったのが、
中堅、「同年代の若手先生」でした。

なぜなら「同年代の若手先生」は、
優柔不断で、患者との接し方があまり上手で無かったからです。

入院日を決める時も、「変更はできない」と強気になったり、
上役の「職人先生」が変更OKと分かると、
急に「問題ありません」と態度が豹変したり。

中間管理職で大変なのは想像できるのですが、
あまり誠意を感じさせない、患者への説明の仕方に
こっちがイラつくことがありました。

その「同年代の若手先生」が、ある日回診に来ました。

その時、何気なくふと「生え際に沿って、キレイに切ったでしょ?」
と手術跡をさしておっしゃったのです。

「は~、そうですね。」と答えたものの、
内心、「この先生が切ったのか。知らなかった」と驚きました。

通常、手術において、偉い先生は腫瘍摘出などの大事な場面しか
やらず、準備段階は、すべて若手の先生がすることは知っていました。

でも、麻酔で寝ていたので、
どの先生が何をしたかは全く知りませんでした。

同年代先生にとっては、電気メスの入れ方が
会心の出来だったらしい。
自画自賛的におっしゃっていたことから何となく満足げな感じが伝わってきました。

haegiwa01 しかし、実はこの切り方にわたしはとてもガッカリしていたのでした。
大事な生え際を根こそぎ切られたからです。

 

年々、生え際が後退していることは否めず。
シャンプーする時も地肌をマッサージするように気を使っていたのです!

鏡で生え際を見た時、
「こりゃ数年後には、ここまで後退しちゃうな。」
と思ったのでした。

同年代先生だから頭に来たなんてことはなかったのですが、
なぜかさらにガッカリしてしまいました。
自画自賛されても・・・。やっぱり馬が合わないらしい。。

その場は何となく過ぎ、「同年代の若手医師」も立ち去っていきました。

その後、自分をなだめようと頭の中が渦巻きます。

立場が違うんだもの、満足度のポイントが違うの当然。
先生は手術を失敗するリスクを背負って戦ってくれたのです。
でも、患者は手術が成功すると欲が出るのものです。

なんで大事な生え際を後退促進するように、沿って切ったんだ!?
などと思ったりしたのは、わたしの欲なのです。

死ぬより、障害が残るよりは、よかったはずなのです。
わたしは欲深い人間なのだなぁと、あいだみつをバリに思ったのでした。

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コメント

>TOYさん

いつもコメントありがとうございます。

頭髪の悩みは切実ですよね。

父親は頭頂が薄くなっています。
ユメモキボウモナイ.

なのに、わたしは前髪後退派。
頭頂も薄くなる日が来るのでしょうか?

ザビエルになったら・・・。
まぁ、その時考えます。

投稿: nico | 2005年9月23日 (金) 11時14分

人間だもの!

いきなりパクってみました (^ ^;)

確かに生え際後退はお年頃(?)の
ボキ達には切実な悩みでして...

唯一の希望は、親父のフサフサした頭!

投稿: TOY | 2005年9月22日 (木) 14時41分

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